大学院生募集
包括病態病理学部門の大学院コース(人間生物学系構造医学人体・分子病理学)はこんな人に向いています
● 疾患をミクロレベル,分子レベルで解析しながら,疾患の病態を考え理解を深めたいと思う人
(疾患をミクロレベル,分子レベルでイメージできるようになると世界が広がります!)
● 大学院での研究を,その後の自分の専門の診療分野にも役立てたいと思う人
(常に臨床との関連を意識しながら研究しますので、そこで思考したことはそれぞれの診療にも大いに役立つ知識、経験となります)
● 「病理に強い臨床医」になりたい人
(診療現場で病理診断に明るい人はそれだけで優位性があります。各診療科の充実のため、患者のために「病理に強い臨床医」も目指せます)
● さまざまな技術・研究・人との出会いにワクワクできる人
(病理学は、基礎医学と臨床医学をつなぐ学問といわれることがありますが、医学も越えて工学、光学、理学、ほか、様々な分野の研究者や実践者との共同によって広がりと深化が生まれます。そのような多様な人たちとの出会いや協働にワクワクできる人を我々は歓迎します。
ぜひ,一緒にさまざまな病態について深掘りしていきましょう!
◆研究環境・設備
研究室の所在:大学本館1階
研究室:実験室1,実験室2、実験室3(含暗室)、共同病理標本作製室
主な機器:自動免疫染色装置(ロシュ・ダイアグのスティクス)、ティッシュプロセッサー(ライカ)、クリオスタット(ライカ)、ミクロトーム(大和)、プレートリーダー ARVO X3(発光・蛍光・吸光度測定)(Perkin Elmer)
今後導入予定の機器:定量PCR、共焦点顕微鏡、ライカ実体顕微鏡、光シート顕微鏡、画像処理用PC、デジタル蛍光顕微鏡、超高解像度カメラなど。
◆学位取得まで
大学院は,必修講義等は別として,それまでのキャリアや分野により研究テーマの設定や4年間の過ごし方も異なってきます。
すでに研究テーマが決まっていれば,すぐに研究を開始することができます。一方,病理学や病理診断の経験がない場合は,一定期間,病理診断部での研修を同時進行させ病理像の基本的な知識を身につけてから研究テーマの設定に進むことをお勧めする場合があります。
また、社会人大学院生として入学される場合は、事前に勤務と研究活動のバランスなどを十分に話し合った上で研究活動をスタートします。大学院生活が始まってからも、指導教官とのほぼ毎週の研究進捗の確認、定期的な部門内研究ミーティング、年2回の個人面談等を通して、研究内容から研究生活に関することまで課題等の解決に向けて様々に対処していきます。
病理形態の変化,所見の捉え方を実際の病理診断を経験することで学び始める。 課題(研究テーマ)の設定,パイロット的研究試行
1年目
課題設定と本格的な研究スタート
2年目
中間審査 研究の方向性の確認,必要に応じた調整
最も研究にあぶらがのってくる時期
3年目
研究活動に並行して論文執筆,投稿
学位審査